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夏の健康管理と熱中症・脱水症予防

7月はいかがお過ごしでしょうか。気温や室温が上がり、汗ばむ季節に突入しました。

特に高齢者にとって、暑くなる季節は脱水症と熱中症のリスクが高まります。

ここでは、これらのリスクにどのように対応すれば良いか、

また、私たちの施設で実施している熱中症や脱水症予防の取り組みについてお話しします。


本記事の内容

  1. 熱中症について

  2. 脱水症について

  3. 熱中症と脱水症の予防と対策

  4. 施設での具体的な取り組み

  5. 締めくくり・まとめ


  1. 熱中症について 熱中症は、体温調節機能がうまく機能せず、体温が上昇してしまう状態です。 めまい、頭痛、吐き気などの症状が現れることがあります。重度になると、最悪の場合死亡に至ることもあります。年間約6〜8万人が熱中症で救急搬送されており、そのうち高齢者が40〜60%を占めています。高齢者の人口が増えている現在、高齢者の熱中症対策はますます重要になっています。

  2. 脱水症について 脱水症は、体内の水分が不足してしまう状態を指します。特に高齢者は、喉の渇きを感じにくいため、無自覚に脱水状態になることがあります。脱水症の主な症状には、口の渇き、疲労感、尿量の減少、肌の乾燥があります。深刻な場合、血圧の低下や意識障害を引き起こすこともあります。

  3. 熱中症と脱水症の予防と対策予防と対策 熱中症と脱水症の予防には、適切な水分補給が最も重要です。具体的な対策として、以下の方法を実践しましょう。 定期的な水分補給 飲み物の種類:水だけでなく、スポーツドリンクや電解質飲料も取り入れましょう。これらは塩分やミネラルを補給するのに役立ちます。 定期的に水分を摂取する習慣をつけるため、1時間ごとに少量の水分を摂ることを心掛けましょう。喉の渇きを感じる前に飲むことが大切です。 飲みやすい工夫:高齢者には、小さなボトルやストロー付きのカップを使うと飲みやすくなります。 室温・湿度の管理 エアコンを適切に使用し、室温を25〜28度に保ちます。扇風機やサーキュレーターを併用して、空気の循環を良くすることも効果的です。 湿度は50〜60%に保つよう心掛けます。湿度が高すぎる場合は除湿機を使用し、低すぎる場合は加湿器を使用しましょう。 適切な服装 通気性の良い服装:綿やリネンなどの通気性の良い素材の衣服を選びましょう。重ね着を避け、軽くて風通しの良い服装が理想的です。 帽子や日傘の使用:外出時には帽子や日傘を使い、直射日光を避けるようにしましょう。

  4. 施設での取り組み 当施設では、熱中症と脱水症予防のために、以下の取り組みを行っています ・定期的な水分補給: 毎日定期的に水分を提供し、入居者が十分な水分を摂取できる ようにしています。



・室温と湿度の管理: エアコンを使用して室温と湿度を適切に調整し、快適な環境を維持しています。 ・健康チェックの強化: 定期的な健康チェックを行い、熱中症や脱水症の初期症状を早期に発見し対応するよう努めています。 これらの対策を通じて、施設内の高齢者の皆様が安全に、快適に過ごせるよう努めています。

締めくくり・まとめ 夏の暑さは楽しい季節の始まりを告げるものですが、それと同時に健康リスクも増大します。私たちは、高齢者の皆様がこの夏を安全かつ健康に過ごすための支援を続けていきます。この情報が皆様の夏の健康管理に役立つことを願っています。ご家庭でもこれらの予防策を活用し、健やかな夏をお迎えください。


千代田区いきいきプラザ一番町 広報担当 看護師 北浦

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