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季節の変わり目の体調管理

  • info-chiyoda
  • 9月18日
  • 読了時間: 3分

9月は夏から秋への移り変わりの時期です。

日中はまだ汗ばむような暑さがある一方で、

朝晩はぐっと涼しくなり、1日の中でも大きな気温差が生じます。

このような季節の変わり目は、自律神経が乱れやすく、体調を崩しやすい時期です。

特に高齢の方は体温調整が難しく、注意が必要です。


朝晩の気温差に注意

気温差が大きいと、体は体温を一定に保つために大きな負担を受けます。

その結果、だるさや疲労感が出たり、免疫力が下がって風邪をひきやすくなったりします。

特に夜から朝にかけては体温が下がりやすいため、寝冷えによる体調不良に注意が必要です。

  • 就寝時は、タオルケットや毛布などを重ねて調整できるようにする

  • 朝晩の散歩時には、薄手の上着やカーディガンを羽織るといった工夫が体調維持につながります。



睡眠・水分補給・衣服の工夫

1. 睡眠の工夫

季節の変わり目は、気温の影響で睡眠の質が低下しやすくなります。寝室の室温は25℃前後、湿度は50~60%が快適とされています。エアコンや除湿機を上手に活用し、心地よい睡眠環境を整えることが大切です。

2.水分補給

涼しくなってくると「喉の渇き」を感じにくくなりますが、体は常に水分を必要としています。脱水は発熱や体調不良の原因になるだけでなく、血液が濃くなって脳梗塞などのリスクも高めます。

  • こまめに少量ずつ水分をとる

  • 常温のお茶や白湯を取り入れる

  • スープや果物など食事からの水分も意識する

これらの工夫が予防につながります。

3.衣服の調整

昼間と夜間で気温が大きく変わるため、衣服の調整は欠かせません。高齢の方は体感温度の変化に気づきにくいこともあるため、周囲の方が声をかけて調整できるようにすると安心です。


高齢者の方への注意点

高齢になると筋肉量が減り、体温を保つ力が弱まります。そのため、冷えからくる体調不良や関節の痛みが起こりやすくなります。さらに、自律神経の働きも鈍くなるため、体が環境の変化にすぐ対応できません。

  • 靴下やスリッパで足元を冷やさない

  • 膝掛けを用意する

  • 温かい飲み物で内側から体を温める

こうした工夫が有効です。


施設での取り組み

当施設では、季節ごとの気温差に合わせて以下のような取り組みを行っています。

  • 室温・湿度のこまめな調整

  • 利用者様への衣服や寝具の声かけとサポート

  • 水分補給の時間を設けて脱水予防を実施 

    →特に水分ゼリーをコップに入れ、スプーンで食べやすい形で提供することで、無理なく水分がとれるよう工夫しています。

提供している水分ゼリー
提供している水分ゼリー
  • 冷えを感じやすい方には膝掛けや靴下を着用いただくようサポート

こうした取り組みにより、皆さまが快適に過ごしていただけるよう努めています。


おわりに

季節の変わり目は、誰にとっても体調を崩しやすい時期です。しかし、衣服や寝具の工夫、こまめな水分補給、適切な睡眠環境など、ちょっとした工夫で元気に過ごすことができます。ご家庭でもぜひ参考にしていただければ幸いです。

当施設でも引き続き体調管理に気を配り、皆さまが安心して秋を迎えられるようサポートしてまいります。

医務課 広報担当

 
 
 

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